T.T(Taiga Takahashi) LOT.704 DENIM TROUSERS C.1920'S [T.T20]

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サイズ32 (ウエスト78cm、股上38cm、股下86cm、裾幅29cm）

カラー　RAW INDIGO

素材　　コットン100%


1920年代のジーンズ、高橋大河の代表的アイテム。

高橋大河はリーバイスよりも、いわゆる「ストア」と呼ばれるデニムブランドが好きだった。特にフォアモストというブランドを持っていたJ.C.ペニー。特にフォアモストというブランドを持っていたJ.C.ペニーは、1920年代にリーバイスを真似たデニムを作り始め、徐々に独自性を展開していった。それらのデニムアイテムを集めていくうちに、細部に至るまで試行錯誤し、リーバイスとの差別化を図る意志を感じ、高橋大河のオリジナルデニムが誕生した。
この3/1左綾のライトオンスデニムは、アメリカ産オーガニックコットンを使用し、岡山の旧式力織機で織り上げられている。シャトル織機とも呼ばれる旧式の力織機でゆっくりと織られたデニム生地は、現代の織機の1/10〜1/20のスピードでしか織ることができず、綿糸本来の凹凸が残り、いい意味での不均一な生地となっている。経糸は硫化染料を混ぜたインディゴ糸で、風化したような緑がかった色に。芯地はロープ染色で白く染めています。緯糸は、経年変化を感じさせる黄みがかった黄色に染めた特注のネップ糸。この2種類の糸を使用することで、高橋大河オリジナルの濃く深みのあるインディゴブルーにたどり着きました。仕上げに「サンフォライズド」という防縮加工を施しています。
生地は「白耳」のセルビッジデニム生地で、ベルト裏など各所に白耳を使用しています。股下はかなり深く、脇下から裾にかけて真っ直ぐに落ちる太めのシルエットのジーンズです。丸みを帯びたカーブのフロントポケットや開口部のリベット、後ろ側のバックルバックは、残すべきものは残すというデザインです。
カスタム刻印入りのボタンとバックルはすべてスチール製でメッキ加工は施されていないため、時間の経過とともに錆び、劣化します。
すべてのディテールは 1920 年代とまったく同じ方法で作られています。シグネチャーレザーパッチは、奄美大島の泥染めレザーパッチから作られています。




タイガ タカハシは日本人デザイナー・高橋大雅によるブランド。
ブランドコンセプトは、「過去の遺物を蘇らせることで、未来の考古物を発掘する」。
10代より、海外のアンティークディーラーや古美術商を通じて70〜100年以上前の服を収集。
その数は数千着以上にもなる。それらのコレクションを通し、考古学の観点から現在もしくは未来にも存在する服を研究する。
2021年秋冬シーズンより、日本での本格的な展開をスタートする。
2022年4月、デザイナーの高橋大雅が逝去。
2023-24年シーズンより、ブランド名を「ティー・ティー(T.T)」に変更。